答えが2つある不思議なパズル!(慶應義塾中等部 2005年)
太郎君はボールペンを買うために、
1本25円のつもりで買う予定の本数分のお金を持っていきました。
ところが、1本30円に値上がりしていたため、
予定より42本少ない本数しか買えませんでした。
用意したお金は最も少ない場合でいくらですか?
また、最も多い場合でいくらですか?
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まず、最も多い場合から考えていきます。
予定の本数が1本だったとき、
所持金は25円ですから、30円を1本買うためには5円足りません。
実際は42本分足りなかったので、
30円×42個=1260円足りなかったわけです。
1本分の差・・・5円
?本分の差の合計・・・1260円
1260÷5=252倍
予定本数=1本×252倍=252本
25円×252本=6300円(多い場合)
6300÷30=210本 で 252-210=42本不足
次に最も少ない場合を考えます。
仮に41本少ない本数しか買えなかったとします。
1本分の差・・・5円
?本分の差の合計・・・41本×30円=1230円
1230÷5=246倍
予定本数=1本×246倍=246本
246本×25円=6150円
ただし、このお金は41本少ないときなので、
さらに、25円であと1本買えるようにしなければなりません。
よって、6150円+25円×1本=6175円(少ない場合)
予定本数は 246+1=247本
6175÷30=205本あまり25円 で、
247-205=42本不足
実際は、6175円から6300円まで、
25円きざみで6通りの答えが考えられる、不思議な問題でした!
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