---------------------------------------------------
----------------------------------------------------
2種類の花火を次のような条件①、②で打ち上げます。
① 花火【スター】は、3秒おきに点火し、点火してから4秒後に花火が開きます。
② 花火【ムーン】は、2秒おきに点火し、点火してから2秒後に花火が開きます。
ただし、【スター】と【ムーン】の2種類の花火が同時に開いてしまうときには、
【ムーン】の点火を見送ります。このとき、次の問に答えなさい。
(1)2つの花火を同時に点火しはじめてから、最初の1分間に何発の花火を見ることができますか。
(2)【スター】と【ムーン】合わせて 100発の花火が開くのに2つの花火を同時に点火しはじめてから、何分何秒かかりますか。
----------------------------------------------------
---------------------------------------------------
----------------------------------------------------
(1)最初に点火してから【スター】を見ることができるのは、
4秒後、7秒後、10秒後、・・・、で、3で割ると1余るときです。
一方、【ムーン】を見ることができるのは、
2秒後、4秒後、6秒後、・・・、で、2の倍数(偶数)のときです。
ただし、同時に見ることができてしまうときは、【ムーン】は打ち上げられないので、
4秒後、10秒後、のようなときは【スター】だけになります。
【スター】を見ることが出来る時間は、偶数と奇数が交互にやってきていて、
【スター】は、
4秒後、7秒後、10秒後、・・・、58秒後
の19回見ることができ、そのうち 10回が【ムーン】と重なることがわかります。
(【ムーン】の回数のうち10回は打ち上げられない)
【ムーン】は、2秒後、4秒後、・・・、60秒後 の30回のうち
10回が打ち上げられないので、30-10=20回 見ることができます。
よって、【スター】と【ムーン】を合わせると、1分間で、
19+20=39回
見ることができます。
(2)2秒おきと3秒おきに打ち上げられるので、
最小公倍数の6秒をひとまとまりにして考えると、
4秒後から10秒後にかけての【スター】と【ムーン】が見られるのは、
【スター】 ・・・ (4秒後) 7秒後 10秒後
【ムーン】 ・・・ 6秒後 8秒後
の5回です。10秒後から16秒後にかけては、
【スター】 ・・・ (10秒後) 13秒後 16秒後
【ムーン】 ・・・ 12秒後 14秒後
となっています。この規則正しい並びの数え方は色々ありますが、
2秒後の【ムーン】と4秒後【スター】の2回を除いて、
4秒後から10秒後の間で4回、10秒後から16秒後の間で4回のように、
下線を引いた4回ずつで考えると、
(100-2)÷4=24あまり2
なので、6秒を24回くりかえし、あと2回(3秒後)になるので、
4(最初の4秒)+6×24(回)+3=151秒後=2分31秒後
に100発目を見ることができます。
----------------------------------------------------
----------------------------------------------------
↓こちらファミリーページにもどうぞ!
問題+解法のセット集→「算数解き方ポータル」
どう解く?中学受験算数
パズルのような算数クイズ
算数オリンピック問題に挑戦!
全国170中学校の入試問題と解法
これが中学入試に出た図形問題!
公式、法則、受験算数の極意
中学受験算数分野別68項目へ
受験算数、裏技WEB講座
1分で解ける算数
算数、解法のリンク集
図で解く算数
紙も鉛筆も使わないで解く算数
難問、奇問、名作にチャレンジ!
フォト&ムービーで見る、不思議な世界
にほんブログ村
スマートホンアプリ「立方体の切り口はどんな形?」(ネット環境でのFlashアニメーション)
中学受験算数解法1000→「イメージでわかる中学受験算数」
最近のコメント