並び方にどんな規則が?(2015年 大妻多摩中学)
大妻多摩中学のホームページには、2011年以降の入試問題と解答が掲載されています。その中から2015年に出題された、規則性を考えさせる、ちょっとユニークな問題をご紹介しましょう。
----------------------------------------------------
----------------------------------------------------
次のように,500以下の整数のうち,3の倍数を除いたものが並んでいます。
1,2,4,5,7,8,10,11,13,14,・・・・・・,500
このとき,次の問いに答えなさい。
(1) 小さい方から数えて55番目の数はいくつですか。
(2) 並んでいるすべての数の和はいくつですか。
----------------------------------------------------
---------------------------------------------------
(1)
1と2、4と5、7と8、・・・・・のように、
3の倍数で区切った、(奇数 偶数)の2つの数をブロックとして考えます。
2つの数の和を数列としてみると、
3、9、15、21、27、・・・・ のように6ずつ増えていきます。
1ブロックを3、2ブロックを9、3ブロックを15・・・とすると、
(Nブロック×6-3)でその和がわかります。
1番目→1、2番目→2、2番目÷2=1ブロック
3番目→4、4番目→5、4番目÷2=2ブロック
5番目→7、6番目→8、6番目÷2=3ブロック
となっているので、
55番目と56番目は、56番目÷2=28ブロック です。
したがって、その和は、28×6-3=165
55番目の数は、(165-1)÷2=82 になります。
(2)
500の前の3の倍数は、498なので、
最後のブロックは、499、500 です。
最初の1と最後の500の和は501、
2番目の2と最後の1つ前の499の和も501、
・・・・・・
となるので、501がいくつできるか考えます。
3の倍数は、500÷3=166あまり2 なので、166個
並んでいる数の個数は、500-166=334個
501は、334÷2=167個できるので、
すべての数の和は、501×167=83667 です。
---------------------------------------------------
↓こちらファミリーページにもどうぞ!
最近のコメント