うずまきの規則性は?(久留米大学附設中学 2010年)
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1辺の長さが1cmの正六角形があって、
下の図のようにその周りをうず巻き状に正三角形でしきつめていきます。
正三角形①、②、③、④、⑤の1辺の長さは、
1cm、2cm、3cm、4cm、5cm です。
このとき、次の問に答えなさい。
(1)⑥、⑦、⑧、⑨、⑩、⑪、⑫の1辺の長さを求めなさい。
(2)何枚目かの正三角形をしきつめたところ、
その正三角形の1辺の長さが200cmでした。
しきつめた正三角形は何枚目ですか。
(3) (2)で求めた枚数の正三角形までしきつめたとき、
それぞれの正三角形の1辺の長さの和、
つまり、図の青線の長さを求めなさい。
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解答例
(1)それぞれの正三角形の1辺の長さは、
①=1cm、②=2cm、③=3cm、④=4cm、⑤=5cm、
⑥=⑤+1+①=7cm
⑦=⑥+②=9cm
⑧=⑦+③=12cm
⑨=⑧+④=16cm
⑩=⑨+⑤=21cm
⑪=⑩+⑥=28cm
⑫=⑪+⑦=37cm
(2)続けて調べ、200cmになるのが何枚目か調べます。
(1)より、正三角形の1辺の長さの求め方には、次のような
規則があることがわかります。
このことを利用して、13枚目以降について、正三角形の
1辺の長さを調べていくと、
⑬=⑫+⑧=37+12=49cm
⑭=⑬+⑨=49+16=65cm
⑮=⑭+⑩=65+21=86cm
⑯=⑮+⑪=86+28=114cm
⑰=⑯+⑫=114+37=151cm
⑱=⑰+⑬=151+49=200cm
このように順次求めることができます。
よって、200cmの正三角形をしきつめるのは、18枚目
ということがわかります。
(3)18枚目までの1辺の長さの和は、
1+2+3+4+5+7+9+12+16+21+28
+37+49+65+86+114+151+200
=810cm となります。
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